アスベストQ&A

アスベストQ&A

アスベストとは何ですか?どんな種類がありますか?

アスベスト【石綿(いしわた・せきめん)とも呼ばれる】は、天然の鉱物繊維です。 アスベストは6種類に分類することができ、建材などに使用されているのは、主に蛇紋石系(じゃもんせきけい)のクリソタイル(白石綿)・角閃石系(かくせんせきけい)のクロシドライト(青石綿)及びアモサイト(茶石綿)の3種類です。

アスベストとロックウール・グラスウールの違いは何ですか?

アスベストは自然の鉱物であり、蛇紋岩や角閃石が霜柱状に結晶した繊維です。 一方、ロックウールやグラスウールは、メーカーの工場で鉱物などを高熱処理などにより、製造されたガラス質の人造繊維です。


ロックウールとは何ですか?アスベスト同様、健康への影響はありますか?

ロックウールとは玄武岩や天然鉱物を高温の炉で溶かし、遠心力で吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維を言います。
また、鉱さいを原料(主成分:けい酸・酸化カルシウム)とし、繊維状にしたスラグウール(鉱さい綿)も、最近ではロックウールと呼んでいます。いずれもガラス質で、結晶構造ではないため、アスベストとは異なるものです。ロックウールは、長期間、大量に吸い込むと、じん肺、珪肺になる可能性は否定できません。

バーミキュライト(ひる石)吹付け、又はパーライト吹付け材の健康への影響はありますか?

ひる石吹付け、又はパーライト吹付けにアスベストが含有している場合がありますが、一般的には、表面が硬く固化しているために、アスベスト粉じんは発生する事は少ないですが、2008年度からは将来へのリスク低減の為、除去工事は進んでいます。


建材にアスベストが含有されているか否かの分析はどのような方法で行いますか? アスベストの分析方法で公的な方法はありますか?

JIS A 1481「建材製品中のアスベスト含有率測定方法」により行うことになります。 この方法は、位相差・分散顕微鏡による分散染色法とX線回折分析方法の組み合わせでアスベストが含有しているか否かの分析を行います。

空気中のアスベスト濃度に関する濃度基準はありますか?

アスベストに関する濃度基準としては、
1)アスベストを取り扱う作業環境における基準(石綿障害予防規則)150本/ℓ
2)アスベスト含有製品の製造・加工工場の敷地境界線(大気汚染防止法)の基準が法令等で定められています。10本/ℓ
3)建築物の解体等工事に適用される敷地境界基準(大阪府条例)10本/ℓ


空気中のアスベスト濃度を検査してほしいのですが、どこに依頼すればいいですか?

アスベストの空気中濃度分析が可能な機関は、例えば(社)日本作業環境測定協会等のホームページ等で調べることができます。
(このホームページに記載されている作業環境測定士及び第一号登録測定機関は、自社で検体採取及び分析が可能な事務所です。)

アスベストを使用した建築物を解体する予定ですが、法的規制はありますか?

労働者の健康被害防止の観点から、労働安全衛生法、石綿障害予防規則が適用され、周辺環境への石綿粉じん飛散防止の観点から、大気汚染防止法が適用されます。これらの法令により、作業の届出が義務付けられいる場合もありますの注意してください。 また、解体により生じる産業廃棄物は、建設リサイクル法に従い適切に分別し、廃棄物処理法に従い、適切に処理する必要があります。なお、各自治体の条例による規制がある場合があります。

【労働安全衛生法 石綿障害予防規制】(2005年7月1日施行)
事業者には以下のような処置が義務付けられています。
解体・改修を行う建物にアスベストが使用されているか否かについて、事前調査を行う。
アスベストが使用されている建物の解体・改修を行う前に労働者へのばく露防止対策等を定めた作業計画を定め、これに従って作業を行う。
アスベスト含有吹付け材・アスベスト含有保湿材・アスベスト含有耐火被覆材・アスベスト含有断熱材などの除去等の作業については労働基準監督署長に届出を行う。
アスベストが使用されている建築物等の解体等の作業に従事する労働者に、石綿の有害性・粉じんの発散防止・保護具の使用等について特別教育を行う。
石綿作業主任者を選任し、作業方法の決定・労働者の指揮等の業務を行わせる。
アスベストを含む建材等の解体をする際に、労働者にばく露を防止するための呼吸用保護具・作業衣又は保護衣を着用させ、粉じんの飛散を防止するため、建材等を湿潤なものにする。
電動ファン付き呼吸用保護具等の使用等を義務付け、事前調査の結果の掲示、隔離の措置の充実。(2009年4月1日施行)
吹き付けられた石綿の除去などについての措置として、集じん・排気措置、作業場所の前室の点検が必要。
石綿を含む保温材、耐火被覆材、断熱材の措置として、損傷や劣化などで石綿粉じん飛散のおそれがある場合は建材の除去、封じ込めや囲い込みが必要になる。(2014年6月1日施行)
詳しくは【厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/seirei/index.html】をご覧下さい。
※詳細については最寄りの労働基準監督署へお問い合わせください。

大気汚染防止法関係(2005年12月21日改正・2006年3月1日施行)
吹付けアスベスト等の特定建築材料の除去等を行う場合には、都道府県知事等へ届出の他、集じん装置の設置・隔離・湿潤化等の作業基準の厳守が義務付けられています。

改正大気汚染防止法(2013年6月21日公布・2014年6月までに施行)
主に変更された内容
届出義務者の変更
解体等工事の事前変更及び、説明の義務付け
立入検査等の対象の拡大
※詳細については、最寄りの都道府県にお問い合わせください。

リフォームしたいのですが、建築物内にアスベストが使用されているようです。 改正建築基準法により、どのような規制がかかりますか?

今般の建築基準法の改正では、吹付けアスベストとアスベスト含有吹付けロックウールが規制対象となります。従って、建築物内に吹付けアスベストとアスベスト含有吹付けロックウールが使用されている場合は、建築基準法の増改築・大規模の修繕・模様替えの際には除去(一定の規模以下の場合は封じ込め又は囲い込みを許容)を行わなければなりません。

アスベストを使用している建築物を
解体・改修・リフォーム工事する時の作業上の注意点を教えてください。

■解体/改修工事については
携わる労働者の健康障害の防止・大気への汚染防止の点からアスベスト繊維の気中への浮遊に十分な注意を払うことが必要であり、原則として湿潤化して手作業で作業を行います。アスベスト含有吹付け材の除去等を行う作業では、作業場の隔離又は養生・負圧除じん装置の使用等が必要です。
■廃棄については
廃棄物の処理及び清掃に関する法律を厳守することは当然ですが、廃石綿等処理マニュアル(暫定)非飛散性アスベスト廃棄物の取り扱いに関する技術指針に従う事が望ましいといえます。


アスベスト含有吹付け材の除去処理費用は、目安としていくら位かかりますか?

除去費用については、処理する面積によって差があるようですが、目安となる費用が国土交通省のホームページに公表されています。 除去費用の目安は【国土交通省 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/01/010331_5_.html】をご覧ください。

自宅の建材中の成型板にアスベストが含まれている場合、改修及びリフォーム等は必要ですか?

1)アスベスト含有成型板は、通常の生活をしている限り、改修及びリフォーム等の必要は ないと思われます。
2)リフォームや解体を行う場合は十分な対策が必要です。アスベスト含有建材を使用している建物を解体・改修する場合は、労働安全衛生法下の石綿障害予防規制(石綿則)の適用を受けますので注意が必要です。


建設技術審査証明(建築技術)を取得していなければ、 アスベスト含有吹付け材の除去や封じ込めの工事を行うことはできないのですか?

建設技術審査証明の取得は法律で義務付けられていませんので、取得していなくても工事を行うことは可能です。
なお、アスベストの除去や封じ込めの工事は、工法として確立された技術を持ち、それを適切に運用できる施工業者によって行われることが重要であり、適切な施工業者を選定することが重要です

助成金や補助金を受ける事はできますか?

近年、アスベストによる健康被害が深刻化され、アスベストの調査・対策・除去工事に関して助成金・補助金の制度を設けている市区町村が増えてきております。
申請者は、建築物を所有しているもの、または使用・管理しているものとされ、その要網は各市区町村によって異なります。
エスポワールでは、弊社に石綿調査・対策・除去工事の依頼があったお客様に対してその市区町村の助成金・補助金の要網に基づき、申請書類や手続きについてアドバイスしております。